消費税の還付とは何か教えてください。

Q:消費税の還付とは何か教えてください。

「消費税の還付」の概要を教えてください。

消費税は「預かった消費税」から「支払った消費税」を差引いて計算しますので、「預かった消費税」よりも「支払った消費税」の方が大きければ、差し引きがマイナスになる、つまり支払超過ということで、そのマイナス分が還付されることになります。これが、「消費税の還付」です。

それでは、どのような場合に還付されるのでしょうか?

典型的なのが、設立初年度で売上があまり計上されず経費等の支払いがかさんだ場合や、不動産の購入や多額の設備投資を行った場合です。

但し、消費税を計算して還付となる場合でも、自分が免税事業者であれば、そもそも消費税を納める義務がないため還付も受けられないので注意が必要です。

(例)
【前提】
小売業を営んでいる法人
売上 5,400,000円(税込)
仕入 4,320,000円(税込)
設備投資 32,400,000円(税込)

消費税額 = 預かった消費税400,000-支払った消費税(320,000+2,400,000)=▲2,320,000
→2,320,000円の還付!